2015年7月18日土曜日

子ども被災者支援法基本方針改正説明会(東京)

昨日の東京開催の資料と映像がアワプラさんにアップされています。

 

「現状は避難対象とする状況下にないが少しは面倒みてあげるよ」
との態度で、被害者の声を受け止める意は感じられませんでした。
静岡や京都からも避難者の方が駆けつけていましたが、
その労に見合う対応がなされているのか疑問です。
車椅子の方もおられて、事故発生時の避難における障害者への対応について疑義と憂慮を
唱えていらっしゃいましたが、深刻な問いに対する回答が真摯であるかはご覧になって確認してみてください。
根拠データを伴なわない形で避難者数が減少化傾向にあるとの報道を見かけますが、
いまだでも相当数の避難者がいるはずです。以前15万人と言われていましたが、
20キロ圏内と飯舘村を合わせた避難指示区域だけで約10万人程度です。
約5万人が避難指定区域外避難者だったわけです。
急に3万人~4万人も減っているのでしょうか。
ごく少ない公開説明会は何度要望してもその告知は常に唐突で開催まで期間が短く、
利便性を逆に追求したような日時、会場設定です。
アンテナを常に張る労力をされているか、または意識のある繋がりの中で情報を知り得る人のみ
が辛うじて参加可能な説明会は、ともすれば抗議の防波堤となり、
リピーター対応の場になりつつある感があり、多くの避難者に寄り添う形とはなっていません。
声を上げる被害者を世論の片隅へ追いやりマイノリティー化することにより、
やがては国全体の中で異端者集団の位置付けにし排除したいのでしょうか。
何れにしても被害と被害者は無きものへとする動きが明らかな中、
望まれるものの中の一つに一般の方々の被害実相への理解と把握による現状認識があります。
この事態を看過するとまた一歩歪な国家に近づきます。
人の痛みを認めず排除する体制はいつ何時、あらたな形で苦難を齎すかわかりません。
それは、何処に住んでいても、どのような生活をしていても受難と受忍を強いるのではないでしょうか。

本日(18日)の福島開催は13:30~中継が入ります。

連日の参加者の方々が東京での宿題を追うでしょう。
Hsinkの代表の方も会場入りするようです。

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